●カリエス検査
○CAT21 Fast
唾液中に含まれるう蝕原生菌が高濃度の砂糖を分解し、生成する酸の強さに応じて、試験液中の指示薬が色変化を起こすことを利用してう蝕活動性のレベルを判定します。
○CAT21 Buf
口の中の虫歯菌が食物を分解して酸を作り出します。この酸が歯を溶かし虫歯ができます。唾液が酸を中和する能力(緩衝能)を調べます。
●歯周病の検査
○バナペリオによる歯周病原因菌数の判定
○ぺリオスクリーンによる唾液中の潜血検査
○ポケットの深さ、出血の有無、動揺度の診査
●口腔内写真および顔貌写真撮影
頭部X線規格写真 、パントモX線写真 、 顎関節X線写真などを撮影いたします。
診断と、治療効果の判定に使用します。
●印象採得
口腔内の詳細を観察するために歯の型をお取りします。個々の歯の状態や
上下顎の歯の咬みあわせ、歯列の形などを観察します。
インビザライン治療では、精密印象をお取りして、CTでスキャンして、バーチャル模型(クリンチェック)
を作成します。クリンチェックを使用して、治療開始前に、複数の治療計画を立案することが可能で、
最適な治療計画を決定します。
セファロ分析表、治療計画書をさしあげます。
装置によっては、装着に2-3回の来院が必要な場合があります。
万障繰り合わせの上、御来院ください。装置装着後は、歯磨きが難しくなります。
装置に最適なブラッシング゙法をご指導いたします。
○成長期の患者様
通常、動的治療時期をstepⅠ、stepⅡの2期にわけます。
stepⅠ では、成長を利用して、治療を行います。また歯が正常な位置に、はえてくるよう誘導します。ガムによる咀嚼訓練や筋機能訓練なども必要に応じて行います。
stepⅡ では、仕上げを行います。
○成人の患者様
通常、成長を治療に利用することは不可能です。矯正のみで治療が不可能なきびしい症例では外科手術が必要になります。 また、最近はインプラント矯正が導入され顎の手術を併用せずに治療できる範囲が拡大されてきました。
必要に応じて表情筋の機能訓練によるお顔のシェイプアップなども行います。
装置を撤去しリテーナー を装着します。
リテーナー装着、約1ヵ月後、治療開始と同様に資料を採得し、治療結果を評価します。
○装置を撤去した直後の歯には動揺があり、まだ安定していません。もし、この時期に後戻りを防止する装置(リテーナー)をまったく使用されないと、確実に後戻りが生じます。
○臼歯は、矯正治療で、上下の歯の斜面が緊密にかみ合うように仕上げますので、ほとんど後戻りは生じません。ほとんどの場合、食物をシッカリ咬んで食事をしていただくと歯が咬合面の斜面に沿って滑り込んでくるために、動的治療終了時より、かみ合わせがより緊密になってきます。
○食物を咬む力により、歯を前方に押す力が作用します。もし月日の経過とともに奥歯と奥歯の間がまったく摩耗してこないと、咀嚼により生じるこの前向きの力により、奥歯が前方に倒れて前歯を押すことになります。前歯部にスペースが不足している方は、矯正治療後、特に下顎の前歯部に叢生が再発することもあります。当院では、保定期間中、奥歯と奥歯の間の接触の強さをフロスでチェックしております。
○当院では、従来、上顎にはプレートタイプリテーナー、下顎は、前歯の裏側を細いワイヤーで固定するリテーナー(ボンディングリテーナー)を装着していました。しかしボンディングリテーナーでは歯がしっかり固定されているために自然な状態ではないので、何年も経過した時点で、リテーナをはずすと、後戻りする場合が多く認められます。また装置が部分的に外れていて、それに気づかないでいると、その部分に歯垢が蓄積し、虫歯が発生するリスクもあります。そこで当院では、ほとんどの症例でボンディングリテーナーは使用しておらず、代わりに薄くて装着感の良い透明なプラスティック製のクリアーリテーナーを多用しております。
○ほとんど目立たないクリアーリテーナーを一定期間、必ず毎日、最低でも夜は使用していただく必要があります。徐々に使用時間、使用頻度を減らしていき、しばらく、はずしておいても抵抗なくリテーナーを装着できるようであれば歯の位置は安定して、後戻りが生じていないと判断し、資料をお取りした後、治療が終了となります。