当院でご提供している「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されてい ない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
①歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなったり、歯肉が痩せて下がることがあります。
②ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
③ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
④治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑤装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
⑥顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
⑦治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
⑧加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
うすい透明なマウスピース型の矯正装置(アライナー)を用いる矯正治療法『インビザライン』では、段階的に歯を移動させた状態のアライナーを装着することにより、歯を移動します。
歯に従来のブラケットをつけませんので快適な矯正治療が可能となりました。究極の矯正装置ということができます。
(下記動画を参照してください。)
1.痛みがほとんど無い
ブラケットやワイヤーを使用しないため装置が粘膜や舌にあたる痛みはなく口内炎を生じることもほとんどありません。従来型のワイヤーを用いた矯正治療と違い、移動中の歯に特に強い痛みを感じることがありません。新しいアライナーに交換した直後はしめつけられるような感覚(痛みと違和感の間くらいの感覚)がありますが、3日くらいで消失します。
2.取り外しができて衛生的
アライナーは取り外し可能なので、歯磨きやフロスも普段どおり行えます。従来型の矯正装置のように装置と歯面の間にプラークが沈着することがないので矯正中は歯や歯周組織を健康に保てます。また、アライナーは歯ブラシで簡単に洗浄ができ、いつも綺麗に保つことができます。
3.食べたい物がたべられる
食事の時は装置を外すことが可能なので、従来の矯正装置のような食事のたびに食べ物が装置にからみつくわずらわしさがありません。食事制限がないため、矯正をはじめる前と同じような食生活が可能です。
4.金属による悩みも解消
インビザラインはプラスティック製のため、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。重篤な金属アレルギーの方でも安心して矯正治療が可能です。
5.透明で目立たなく、しゃべりやすい
アライナーは薄くて透明なので、歯につけていても目立たないのが大きな特長です。従来の矯正装置のような厚みや凹凸がなく、薄く滑らかなのでしゃべりづらさや発音障害がありません。接客業務などの仕事をされている方にも気軽に矯正を始めることができます
6.治療を始める前に歯の移動経路を設定する
iteroを使用して作成した、3次元バーチャルモデルを使用し、実際に治療を始める前に、治療計画(クリンチェック)を立案します。
●IPR(Inter Proximal Reduction隣接面削除)
必要に応じて、歯と歯の間のエナメル質を必要最小限量、正確に切削する場合が在ります。
●アタッチメント
歯を確実に移動する目的で必要な歯の表面に歯と同じ色のレジン製の突起を光重合で設置いたします。